古墳のカタチを使った自己表現をしていきたい
私は生まれも育ちも大阪府高槻市なので、小学校の社会科見学で今城塚古墳に行ったことが古墳との出会いでした。
その時は古墳にあまり魅力を感じていませんでしたが、結婚して子どもが生まれ、今城塚古墳が子どものお散歩コースに。
ボール遊びをしたり、お弁当を食べるのが日課で、古墳は身近な存在になっていましたが、身近すぎてあまり意識していなかったように思います。
一方でミシンが好きだったので、子ども服やぬいぐるみの服などを趣味でつくっていたんです。
そのうち子どもたちが成長し、「お母さんのつくった服着たくない!」と言うようになったので、小物でもつくってみようかなーという軽い気持ちから、いろいろな物をつくり出しました。
でも私はファスナーを付けるのが苦手で(笑)。
ファスナーを使わずにポーチをつくろうと思ったら、「がまぐち」しかなかったので、がまぐちでポーチをつくってみたら、天才的に上手にできたんです!(笑)。
そこからは、がまぐち一本。
「がまぐち屋La Mahina」が誕生し、イベント出店などを行うようになりました。
そんな時に、友人が「古墳フェスはにコット」というイベントに出店するという話を聞き、興味があって見に行ったんです。
そこでは、しいたけを樹脂で固めたブローチを売っていたり、古墳をモチーフにしたグッズが売っていたりと、とにかく面白くて!
「古墳フェスって面白いなー私も出店してみたいな」と思ったのが、はにコットと繋がりを持ったきっかけです。
それまでは、既製品の布地を使ってがま口をつくっていたのですが、他のクリエイターさんとの差別化や、自分のこだわりをお客さんに理解してもらうのが難しいと感じていました。
そんな時に縁あってマキリエと出会い、「自分で生地をつくれるねんで」と教えてもらいました。
もともと子ども時代から図工や美術が得意だったので、自分が欲しい柄やイラストを考えて、カタチにすることはあまり難しくなく、今でも楽しみながらやっています。
自らデザインをした生地を使い、作品をつくるようになってからは、作品の幅が広がったように思います。
はにコットは3回目から出店者としてかかわるようになり、はにコットの活動も少し手伝うようになりました。その後は、7回目開催から実行委員になり、現在に至ります。
実行委員としては、スタンプラリーを主に担当しています。
スタンプラリーといっても、はにコットのスタンプラリーは色水体験ができたり、装飾古墳をイメージしたりと、毎年テーマを決めて、楽しみながら古墳に触れ合えるものを考えるのが面白いです。
私だけのアイデアではなく、中学生やほかのスタッフのアイデアを入れて、クリエイターさんにデザインしてもらったり・・・。以前児童館の先生をやっていたので、記憶や思い出に残る、家に帰ってもお子さんが楽しめるものにすることを意識しています。
古墳フェスはにコットは、高槻市で開催しているイベントですが、その他にも梅田阪急など外部出店も活発です。その他にも少し前から17Liveでマキリエと配信したり、古墳を広める活動を行っています。
〇△□といった古墳の形を使った自己表現を、これからもみんなで楽しみながらやっていきたいです!
古墳フェスはにコットに関するページです。
毎年11月に今城塚古墳で古墳とアートのイベントを開催しています。
来場者3,5000人。また、コロナ禍ではリモート開催で3,5000人の来場者が遊びに来ています。